143人が本棚に入れています
本棚に追加
一限目は国語だった。
おれは、昨日の疲れとつまらない先生の話で寝てしまった--
--そして眼がさめると。
さつき「あんた、よく寝たわねー。」
「んあ、今何時限目だ?」
口についてるヨダレを拭きながら言う
さつき「なに寝ぼけた事言ってんのよ!今、もう6時よ!6時」
窓を見ると、外はもう夕焼け色だった。
「俺そんなに寝てたのか!?」
さつき「そうよ!あたしをこんなに待たせるなんて、ホントいい度胸よ!」
「…あれ?起こさないで待っててくれてたのか?」
さつき「ば、ばかね!起こさなかったのは、あんた昨日ので疲れてそうだし……そんだけ!!」
慌てて言う。
「…そっか、ありがとな」
さつき「ホ、ホラ!帰るよ!」
さつきの顔は夕焼けの光りのせいか赤くなっていた。
最初のコメントを投稿しよう!