‡四人目の能力者‡

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「……」   「なぁ…」   さつき「?」   「……こんなのが、まだ続くってのか?」   さつき「そうよ」   「こんな…こんな訳わかんねぇ殺しあいが!」   「お前らイカレてるよ!バカだ!訳わかんねぇよ!!」   今までの恐怖や不安が溢れてくる。   「おれはこんなの望んじゃいない!!」 「だってそうだろ!?おれは変な能力を持ってるからって、おれは普通の人間だ!!普通に生きて、普通に笑い、…普通に死ぬ。」 「おれはそんな風に普通に生きて行きたいんだ!」   「お前らの妙なゲームにおれを巻き込むな!!!」   おれは全てをさつきにぶつけてしまった。   さつき「そんなにゲームやめたいの?」   「ああ。今すぐにでも降りたいね。」   さつき「ふーん…」 さつき「あの時に言わなかったけど、このゲームは単に殺しあってる訳じゃないわ。ゲームの勝者は理想を現実に変える力与えられるわ」   「…理想を…現実に?」   さつき「そうよ、富が欲しいと想った者には富が。不死の命が欲しいと想った者には不死の命が。」   さつき「死んだ人が生き返って欲しいって想ったら、死んだ人間だって生き返ったりね」 「…!?」   さつき「これを聞いてやめたいんだったら、明日の0時までに私の家に来て…ゲームを抜ける方法を教えてあげるわ。」  そう言ってさつきは家へ帰ってった。   「母さんを………」
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