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「……」
「なぁ…」
さつき「?」
「……こんなのが、まだ続くってのか?」
さつき「そうよ」
「こんな…こんな訳わかんねぇ殺しあいが!」
「お前らイカレてるよ!バカだ!訳わかんねぇよ!!」
今までの恐怖や不安が溢れてくる。
「おれはこんなの望んじゃいない!!」
「だってそうだろ!?おれは変な能力を持ってるからって、おれは普通の人間だ!!普通に生きて、普通に笑い、…普通に死ぬ。」
「おれはそんな風に普通に生きて行きたいんだ!」
「お前らの妙なゲームにおれを巻き込むな!!!」
おれは全てをさつきにぶつけてしまった。
さつき「そんなにゲームやめたいの?」
「ああ。今すぐにでも降りたいね。」
さつき「ふーん…」
さつき「あの時に言わなかったけど、このゲームは単に殺しあってる訳じゃないわ。ゲームの勝者は理想を現実に変える力与えられるわ」
「…理想を…現実に?」
さつき「そうよ、富が欲しいと想った者には富が。不死の命が欲しいと想った者には不死の命が。」
さつき「死んだ人が生き返って欲しいって想ったら、死んだ人間だって生き返ったりね」
「…!?」
さつき「これを聞いてやめたいんだったら、明日の0時までに私の家に来て…ゲームを抜ける方法を教えてあげるわ。」
そう言ってさつきは家へ帰ってった。
「母さんを………」
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