保健医と私**(1)

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「それを邪魔してしまったのは私ですし、 攻められるべきなのは私の方です。」 「あなたは間違ってませんよ。」 「そう、ですか…?」 ホッと力が抜けるそして、笑顔で嬉しい言葉を言われたので私もゆるい笑顔を先生に返した。 自分に正義感があったのか…と、思ったりもした。 「はい!あっ、それと“あなた”と呼ぶのは失礼な気がするので よろしかったらお名前を お聞きてもいいですか?」 「別に構いませんよ、 山梨 美加です。 先生は確か佐伯先生でしたよね。」 「はい、合ってますよ。あっ!あの、では式が始まりますので私はこれで。」 ペコッと一礼して去っていった 「…………やっぱり式ぐらいは出ましょうか?」 口の端をつり上げ体育館に体を向かわせた ⇒
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