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「それを邪魔してしまったのは私ですし、
攻められるべきなのは私の方です。」
「あなたは間違ってませんよ。」
「そう、ですか…?」
ホッと力が抜けるそして、笑顔で嬉しい言葉を言われたので私もゆるい笑顔を先生に返した。
自分に正義感があったのか…と、思ったりもした。
「はい!あっ、それと“あなた”と呼ぶのは失礼な気がするので
よろしかったらお名前を
お聞きてもいいですか?」
「別に構いませんよ、
山梨 美加です。
先生は確か佐伯先生でしたよね。」
「はい、合ってますよ。あっ!あの、では式が始まりますので私はこれで。」
ペコッと一礼して去っていった
「…………やっぱり式ぐらいは出ましょうか?」
口の端をつり上げ体育館に体を向かわせた
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