保健医と私**(2)

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「先生ー、なんで私なんですか? 保健医の先生格好いいから やりたいって人居たんじゃないですか?」 あのドS教師の顔が少し歪む 「あーいや、なんだそのまあ、なっ! ……保健委員やりたい人ぉおー!! 」 しーん。 「えぇ!なんでよ、みんな先生のこと狙ってたよね!?格好いいって言ってたよね?!」 クラスのみんなが 私の問いに答えず 暗い雰囲気で下を向いていた 「ほらなっ、誰もいねぇだろ! だから、お前にしたってわけだ!」 なんか、そこまで言われたら やらなきゃいけないような… 気がする 「はぁー、もういいです。やります、やりますよ」 「そうか、(色々…)大変だと思うが頑張れよ!」 (…言えるわけねぇよなー 委員決めのときあの保健医が来て 勝手に黒板にあいつの名前を書いて 「なにか問題でも?」 って言いながら おぞましいオーラをバックに 俺やクラスのやつたちに 黒い黒ーい笑いを浮かべて去っていった… なんてな…) 世の中恐ぇよな… 正直、俺も泣きそうになった ⇒
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