保健医と私**(5)

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「あとこれ。」 宮地が座りこんでいる私に白い小さな紙を投げた 「なに………ってオイ」 「誰のだと思う?」 ニヤッとした表情が気にくわないけど、 「美加さんのアドレス」 「あー、残念。それは俺のアド「は?」…山梨のやつ」 「…なんで宮地が知ってるんだよ」 「ククっ、そこでやきもきすんなよ。 おっと、あと勘違いすんなよ。電話番号とかならほぼクラスのやつのは知ってるし、アドは山梨がサボり魔だから“今どこにいるー!”ってな。」 「そか…」 「やっとらくしなったな。」 「?」 「へたれたお前は気持ち悪いってこった あと、そのお返しはいつでもいいから。俺の一番好きなもんをてんこ盛りに捧げろ。いいな。」 「ああ。また落ち着いたらでいいんだろ?」 「さーな。」 宮地は後ろを向いていたけど、きっと笑っていて 私はきっとすっきりした顔をしてると思う。 ⇒
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