保健医と私**(6)

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「しばらくそこで大人しくしてな!」 「ちょっ」 「きゃはははっ惨めっ♪」 「超スッキリしたしっ、なんであんなブス選んだんだろー。先生のコンタクトずれてたとか?ははっ」 「やばっ、HR始まっちゃう!行こっ!」 ……。 騒がしく去っり あたりは急に静けさを取り戻したようだった。 恐らく犯人はE組の先生の熱狂的ファンの女子たちだろう F組の子たちは声からしてあきらかに違う。 「まいったな……ケータイ、は持ってないし。最悪。」 いつか誰かが気づくでしょう ************ 「んぁ?」 こんな状況で寝ていたの?あるいみ凄いな自分。 なんて考えながら すごく高い位置にある 小窓を見る。 夕方だろう。小窓からは 赤い日の光が差し込んでいた。 “どいやって取り入ったかは知らないけど…” “先生のコンタクトずれてたとか?” …そんなものこっちが聞きたいぐらいだよ。 「本気なのか、からかってるのか分からないし、第一先生の気持ちもはっきり知らない…」 「お待たせいたしました。」 目の前を白衣がヒラリと舞降りた ⇒
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