保健医と私**(6)

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美加さんを速く助けなければ、 と思い全力で走る。 まず職員室に行き鍵が返却されていないかを確認したがまだされていなかった。 まだあの女子が持っているのだろう。 そしてその子のクラスに全力で走る、もうHRが終わっている。 「は、やくに教室に!」 しかし、彼女たちはもう教室にはいなかった。 仕方ない、鍵もないし直接助けるしか方法はなさそうだ。 けっこうな距離で走ったため多少体力に自信があっても息が切れてしまった。 「はぁっ、はぁ…ごほっ」 …もう年、ですか。ジムにいったほうがいいでしょうか。 少し自分に幻滅したが 倉庫の窓の下へ行きながら息を整える 息切れしながら彼女のもとへいったら格好が悪いと思ったからだ 「 」 中から彼女の声が聞こえたが内容まではわからなかった。 そして、倉庫の壁と距離を空け思いっきり走り、地面を蹴りジャンプする。 「………つっ!」 なんとかギリギリで窓の枠に手が届いたが全体量をささえてるため手に負担がかかりすごく痛い。 歯をくいしばり力をいれなんとか中に入った。 彼女を見つけた瞬間心がじんと温かくなったのはなぜだろうか ⇒
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