保健医と私**(1)

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叩かれそうになっている所を 止めようと身を乗り出した。 しかし、 「多勢に無勢はちょっと卑怯ではないですか?」 今までに聞いたことないくらい 透き通った声がした。 あれは…誰? 日本人ばなれした顔にサラサラした茶髪 その場の皆がみとれていた しばらく固まっていた女たちはハッとなり騒だした 「お前誰だよ!関係ねぇだろ!」 「口出しすんじゃねーよ!」 それぞれが罵声を浴びせる。 「あはは、まずはそれからでしたね。 初めまして、 私は今日から臨時保健医になりました。 佐伯と申します。 以後お見知りおきを」 丁寧な紹介のあと 綺麗な笑顔でしめた ⇒
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