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猿乃さんも去り
保健医は私に背を向ける形でぽつんと残っている
が、私は気にしない
普通は気になるかもしれないが
これが私と言うことで!
さー寝よ、寝よ
あくびを一つ
「先ほどは、失礼しました。
あなたの出番を取ったので
はないですか?」
ん?まさか…私か…?
いやいや、自意識過剰でしょ、バレてないよ。無い。
てか、バレたら面倒そう。
「あなたですよ?」
ニッコリとこちらへ振り向く
「な!?なんで、わか、分かったんですか。」
ちゃんと隠れてたよね、私!
「正確には私が出てくる前ですね。
草の影からあなたが見えてました。」
「…そうですか。あー、じゃぁ…なにか、言わないんですか?なんで、イジメを止めてあげなかったのか。とか…」
改めて口にすると傍観者になうとしていた自分が情けなくなり、猿乃さんに対し罪悪感がでてきた。
少し顔を伏せ反省する
「そんなこと言わないですよ。
実際、あなたは飛び出そうとしていたでしょう?」
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