序章(俺)

2/5
17294人が本棚に入れています
本棚に追加
/131ページ
目覚めたとき、俺は泣いていた。起きてからしばらく、涙がとまらなかった。 悲しい夢を、見たんだ。 俺の彼女。大切な裕美が、死んでしまう夢だった。 夢というにはあまりにリアルで、俺は泣いてしまったんだ。 のちに俺は、これが夢でなく、事実だったことを思い出すことになる…。 「よかった!彰広!目が覚めたんだね。私だよ、裕美だよ!わかる?」 ベッドの横に変な女がいる。誰だろう。なれなれしい女だな。
/131ページ

最初のコメントを投稿しよう!