第一話

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そして今日は、そんな学生にとって休みと云う名のバカンス。 …の筈だった。 あるマンションの一室で、3姉弟の末っ子に位置する、月影 日陽は突然騒ぎだした。 「お前『見ろ』の数が多すぎだろ」 3姉弟の真ん中に位置する新兄こと、新月。 「何かツッコムところ微妙にズレてるよー」 さっき紹介した末っ子の日陽。 そして... 「テメェーは、休みの日くらい静かにしてられねぇーのか!!!」  ・ 長女に位置する流姉こと流星。 だー!静かに本が読めねぇー!!! 「もう、何言ってんだ?流姉。“休みの日”だからこそ、騒いで楽しまなきゃいけないんじゃん」 さらりと、笑顔で日陽は言った。 こ・い・つ・は…っ! 「お前はどうしても俺の読書の時間を邪魔したいようだな?(黒笑み」 流星は手をボキボキと鳴らしだす。 それと同時に、事の重大さに気付いたのか、日陽の顔が青ざめていった。 「覚悟しろよ?」 「ご、ごmギャャャァァアアアーーーッッ!!!!!」  
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