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「―何でこんなとこに…いや、もう深く考えるのはよそう。お邪魔しますよ~っと。」
そう言いながら桃太郎はボスの部屋に入って行きました。
中には一組の椅子と机があるだけでした。
そして、その椅子に座っている人物が話しかけてきました。
「いらっしゃい、桃太郎。君の噂はよく聞いているよ。そう、君がここに村の代表で使いにきたこともね。」
その言葉を聞いた桃太郎は、その人物を睨み据えながら言いました。
「知ってんなら、話は早え。こっちはあんたに言いたいことがあって来たんだ。お前がここのボスなんだろ?」
「…いかにも。私が鬼哦縞の2代目ボス・煉という。」
桃太郎の問いに煉はさらりと答えました。
「2代目!?お前2代目なのか?って、問題はそこじゃなくて。お前らの精で今、村は壊滅状態なの分かってんのか?皆迷惑してんだよ。何の為にやってんのか知らないけど、今すぐ村にテロを仕掛けるのはやめろ!!!」
桃太郎は言いたいことを一気に言うと、肩で息をしつつも煉の返事をじっと煉の方を見つめながら、待っていました。
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