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「ただいま~……って、何じゃこりゃあ!?ま―た変なもん買わされたんだな?今すぐ返品してこい!返品!」
そう叫ばずにはいられない様な状況が桃太郎の眼前に広がっていた。
家に一歩踏み入れようとしても、踏み入れられないぐらいのダンボールの山が出来ていた。
「ほれ、見てみい桃太郎。これは寝るだけで肩や腰の痛みがスッキリ!ついでに頭もよくしちゃう魔法のようなスーパーハイパーお布団なんじゃよ。凄いじゃろう?お前にぴったりと思って、買ってきたんじゃ。」
とお爺さんがにこにこ顔で言ってきたので、桃太郎は言いました。
「どういう意味だよ、それは!いい加減、ちったあ人を疑うことを知れ!それに俺を桃太郎と呼ぶなって何度も言ってるだろ!お前の頭こそどっかでいっぺん取り替えて来い!」
すると、今度はお婆さんが桃太郎に向かって、
「桃太郎こそいい加減、その言葉使いはいつなおるんだい?お前は仮にも女の子なんだから、もう少しおしとやかに出来ないのかい?」
と言いました。
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