0人が本棚に入れています
本棚に追加
そして桃太郎は、目は笑ってない笑顔で3人に語りかけました。
「あのさぁ~俺、村の奴等に頼まれて今からお前らのアジトに逆テロ仕掛けに行く途中だったわけ。分かる?お前らの精でこんな面倒いことやってる俺がまたお前らの精で足止めくってるわけね。」
桃太郎は淡々と話して居ましたが、その声のトーンはいつキレて殴りかかってもおかしくないぐらい低い声でした。そして、3人の男達もその様子を悟ったのか、話の内容に驚きながらも、黙って聞くことしか出来ませんでした。
「んでさぁ、ものは相談なんだけどぉ、こっちだって出来れば物騒なことはしたかないし、この年でテロとか仕掛けたくないし、正直面倒いし。」
何を言いたいんだ?という顔で3人は聞いていました
「で、ものは相談なんだけどぉ。俺的にはできるだけ穏便にコトを済ましたいんだけど、協力してくんない?なぁに、お宅のボスさんのとこまで連れてってくれるだけでいいからさ。」
桃太郎は笑顔でそう言いながら、3人に尋ねました。
勿論、「はい」としか言わせねぇと言っているような笑顔でした。
3人は「絶対穏便になんて話すすまねぇよ」と心の中では思いながらも、それを口に出せる訳もなく、ただ必死に頷いていました。
最初のコメントを投稿しよう!