1章

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コンコン エドは扉をノックする。 「これだけでかい城だから気付かねぇかな?」 「そうかもしれないね……」 キィ……と小さな音を立てて扉が開いた。 「だあれ……?」 ちょこんと顔を覗かせたのは、小柄な少女だった。 「俺はエドワード=エルリック」 「僕はアルフォンス=エルリック。ここのお姫様に用事があるんだけど……」 「エルリック兄弟……?……寒いでしょう?入って……」 少女は小さく言って扉を更に開いた。
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