1章

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「ここが……国…だと?」 「みたいだね……」 積もった雪に音が吸収され、音一つなく静かだった。 「綺麗な場所だね……」 「あぁ……だが…」 「うん…わかってる……」 「人の気配がしねぇ……」 エドとアルは辺りを見回した。 「家に明かりが灯ってないね……」 「あぁ……それどころか……最近人間が歩いた形跡すらねぇ……仮に吹雪がきたとしても……明かりがついてないって時点で怪しいよな……」 エドは呟いた。
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