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2日後の昼,彩が自宅に来た。
彩:『惺,そろそろ時間だよ。 早く行こうよ。』
惺:『まだ大分時間あるぞ。 早く行きすぎても暇になるだけだよ。』
彩:『何言ってんのよ。 今回乗る船はあの超有名なライト・アンド・シャイン号なんだから退屈するわけないじゃん。
あの船はそこら辺の街ぐらいの設備が備わってるんだから。』
惺:『わかったよ,行くから急かすなよ。』
こうして東京から出港地の横浜へと向かった。
PM 4:10 横浜港
惺:『出港は6時だから手続きをし終わってもまだだいぶ時間があるぞ。』
彩:『その間に船の中見回ろうよ。 広いからそれでだいぶ時間使うよ。』
確かに豪華客船というだけあってかなり大きかった。
全長170メートルで上は七階,下は地下四階まであった。
施設は映画館・パーティー会場・ボーリング・プール・VIPルーム・バー・病院などそこら辺の街よりかなり良い。
惺:『取り敢えず,俺達の部屋ってどこだ?』
彩:『523号室って書いてあるよ。
VIPルームが五階と六階だからあたし達の部屋もそうじゃない?』
惺:『マジで!? ライオンってそんなに太っ腹だったっけ?
取り敢えず行ってみようぜ。』迷路のような船内を歩き,523号室へ着いた。
結構迷ったが方向感覚には自信があったので船内の非常口・病院・レストラン・甲板など大切な箇所への行き方はこの時に覚えた。
惺:『じゃあ,ドア開けるぞ。』
そう言ってカードキーを差し込みドアを開けた。
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