♠豪華客船

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開けてみると部屋の大きさに唖然とした。 彩:『うわあ,かなり大きいねえ,想像以上だよ。』 惺:『想像以上なんてものじゃない。 デカすぎだろっ!!』 本当に大きかった。 ベットルームが2つ,ダイニングルームにリビングルーム,バスルームにベランダまであった。 何でこれでペアなのかわからない。 4人ぐらいいけそうな気がする。 彩ははしゃぎまくり,オレはずっと口を開けたままであった。 部屋の中を色々見た後,今度は船の探索をした。 それだけで1日が終わりそうだったので半分でこの日はやめた。 PM7:25 腹が減ったので彩とレストランへ行った。 ライオンは太っ腹で,この船で使える十万円分の金券もくれた。 だが,豪華客船のレストランはすべて高かった。 計算してみると食費だけで1ヶ月で十万円ギリギリだった。 惺:『何で飯食べるだけで2800円もするんだよ。 詐欺じゃん。』 彩:『ディナーなんだからそれぐらいするわよ。 朝食はルームサービスでしかもVIPルームの人は無料なんだからいいじゃない。 』 惺:『でもなあ,せっかくの十万円が食費だけで消えるんだよ。 なんかやりきれないよ。』 彩:『そんなにお金の話ばっかしないでよ。 せっかくの旅行なんだから楽しまなくちゃ。』 惺:『わかったよ。 取り敢えずこれからどうする?』 彩:『ん~,あたし映画見たいなあ。 ほら‘バリーボッター’の最新作あったでしょ。』 (ハリーポッターではない。) 惺:『よし,じゃあ見に行くか。』
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