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開けてみると部屋の大きさに唖然とした。
彩:『うわあ,かなり大きいねえ,想像以上だよ。』
惺:『想像以上なんてものじゃない。
デカすぎだろっ!!』
本当に大きかった。
ベットルームが2つ,ダイニングルームにリビングルーム,バスルームにベランダまであった。
何でこれでペアなのかわからない。
4人ぐらいいけそうな気がする。
彩ははしゃぎまくり,オレはずっと口を開けたままであった。
部屋の中を色々見た後,今度は船の探索をした。
それだけで1日が終わりそうだったので半分でこの日はやめた。
PM7:25
腹が減ったので彩とレストランへ行った。
ライオンは太っ腹で,この船で使える十万円分の金券もくれた。
だが,豪華客船のレストランはすべて高かった。
計算してみると食費だけで1ヶ月で十万円ギリギリだった。
惺:『何で飯食べるだけで2800円もするんだよ。
詐欺じゃん。』
彩:『ディナーなんだからそれぐらいするわよ。
朝食はルームサービスでしかもVIPルームの人は無料なんだからいいじゃない。 』
惺:『でもなあ,せっかくの十万円が食費だけで消えるんだよ。
なんかやりきれないよ。』
彩:『そんなにお金の話ばっかしないでよ。
せっかくの旅行なんだから楽しまなくちゃ。』
惺:『わかったよ。 取り敢えずこれからどうする?』
彩:『ん~,あたし映画見たいなあ。
ほら‘バリーボッター’の最新作あったでしょ。』
(ハリーポッターではない。)
惺:『よし,じゃあ見に行くか。』
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