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ガチャッ
惺:『ただいま~』
母:『おかえり。惺,着替えたら買い物つき合って。』
惺:『何でだよ,1人で行けばいいじゃん。』
母:『だって荷物多いんだもん。 手伝ってくれたら何か買ってあげるから。』
惺:『はいはい,わかりましたよ。 じゃあ,着替えてくる。』
母:『ありがとね』
ちなみにオレの母は東京高等裁判所裁判官である。
母が下す判決は公平という評判がたくさんあり,上告したのは一件だけである。
(その一件で上告した奴が今回の犯人なのだが…)
惺:『準備できたよ。 どこまで買い物行くの?』
母:『新しくショッピングモールが出来たじゃない。
ライオンよ(ライフでもイオンでも百獣の王でもない。笑)。
そこで三十分~四十分ほど買い物をした。
店員:『こちらオープン記念特別福引きです。
五千円で一枚となりますので,今回は二枚差し上げます。
特賞目指してがんばって下さい。』
母:『お母さん,今年厄年だから惺二回ともやっておいで。』
惺:『あいよ,どうせティッシュしか当たらないと思うよ。』
母:『最近,風邪気味だからそれでもいいわよ,いってらっしゃい。』
歩いてすぐに会場に着いた。
二枚券を渡した。
店員:『では二回ガラガラを回して下さい。』
ガラガラガラ…ポトン
黄色の玉が落ちた。
カランカランカラン…!!
店員:『おめでとうございます。
四等の五千円の買い物券です。』
そんなものにあまり興味無かったが,取りあえず二回目をした。
ガラガラガラガラ…ポトン。
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