第六章

2/2

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
引っ越し2日目の朝を迎え、職場に向かう。話していなかったが、M君の職種は4tトラックドライバー、 それも長距離走行の日もざらにあり、酷い時だと一週間帰れないなんて時もあった、ま、駆け出しだからこき使われるのは仕方ない事・・・ だから一旦出勤ともなれば、着替えを数日分持っていくのが基本なのである。 時間は朝7時、早歩きで駐車場まで向かう、とその時・・・女の子がアパートの出口にいた、こっちを見ている・・・だがかまってる時間はない。 M君は気にせず駐車場に向かう、ま~次に会う事があればその時にでも軽く挨拶はしてあげよう、近所の子だろうしな・・・ M君は職場に向かった、そして会社から電話で今週のスケジュールを聞く、 「・・・フムフム、長距離はなさそうだが、帰りは遅いコースだなこれは・・・」 M君は携帯で天気予報サイトの週間予報ページを開いた、 「・・・今週末こっちの海側の地域はどしゃ降りか・・・」 参ったな・・・仕事に支障をきたさなければいいが・・・ そう・・・この週末のどしゃ降りの日の夜・・・M君に戦慄が走る体験が待っているのである・・・・・・・・・。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加