第九章

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「おっ!今日は道がすいてる、早く帰れそうだな」 太陽が落ちる前に帰れる事が最近のM君の幸せになりつつある、それだけハードという事だろう・・・ 夜食の買い出しを終え、M君は帰宅した。 「っは~寒い寒い・・・暖房暖房・・・」 そう、ここはレオパレス21と呼ばれているアパートで、最初から家具なんかもついてて、なおかつ、電気はいくら使ってもタダ、夏はクーラー、冬は暖房つけ放題なのである。 もっとも・・・簡単にブレーカーは飛ぶがそれは仕方ない。 一人でテレビ見ながら夜食を食べる、 ふと玄関に目をやると・・・・・・ 大家さんとこのアパートの端っこに人影がある・・・ 「・・・あれ?あそこってこないだノックして誰も居なかったとこだよな?」 何かBMのにぃちゃんも妙な事言ってた気がするけど・・・思い出せないな・・・。 M君はカーテンごしにその部屋を凝視してみた・・・・・・・・・そこには・・・ こちらをジッと見る・・・ 女の子の・・・ 姿が・・・ あった・・・・・・
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