僕は俺様

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  “ちょっと!あれ…” “もしかして天然貴公子?!” ふーん。 この辺りまできたら僕の噂なんてないと思ってたけど、案外伝わってるもんだね。 「…っと!は…して…っ」 む。何か向こうが騒がしい。 僕の散歩の邪魔しないでよね。 うるさいのが世の中で1番嫌いだ。 人通りが少ない路地裏に入ると、絡まれてる女の子が1人。 うぇ…関わるのイヤ…。 僕は今来た道を引き返すことにした。 「ちょっと!ねえ、そこの人!助けてくれても良いでしょ!」 …カチンときた。 この女、普通じゃない。 全然ビビってない上に、人にもの頼むのにあの態度。 まぁ、でも仕方な… 「ったく!使えねーな」 僕が加戦しようと思った瞬間、女の子は暴言を吐いた。 この僕に向かって。 そして凄い勢いで、3人いた男達を倒してしまった。 …強い。空手かなんかだろうか。  
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