12766人が本棚に入れています
本棚に追加
“ちょっと!あれ…”
“もしかして天然貴公子?!”
ふーん。
この辺りまできたら僕の噂なんてないと思ってたけど、案外伝わってるもんだね。
「…っと!は…して…っ」
む。何か向こうが騒がしい。
僕の散歩の邪魔しないでよね。
うるさいのが世の中で1番嫌いだ。
人通りが少ない路地裏に入ると、絡まれてる女の子が1人。
うぇ…関わるのイヤ…。
僕は今来た道を引き返すことにした。
「ちょっと!ねえ、そこの人!助けてくれても良いでしょ!」
…カチンときた。
この女、普通じゃない。
全然ビビってない上に、人にもの頼むのにあの態度。
まぁ、でも仕方な…
「ったく!使えねーな」
僕が加戦しようと思った瞬間、女の子は暴言を吐いた。
この僕に向かって。
そして凄い勢いで、3人いた男達を倒してしまった。
…強い。空手かなんかだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!