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「そんなに言うなら別れてあげる。でも最後に、あんたの浮気相手と話させなよ」
「は?そんなのいねーし」
こいつ…この後に及んでまだ隠す気でいるわけ?
ムカつく…。
今までの経験上、この場合お仕置きしてやらなくちゃね。
それこそ泣いて叫ぶまで。
助けを乞うなら今のうちだよ、タカシくん。
「いないの。へー?じゃあ電話しても良いよね。番号は控えてあるんだから」
「え…」
問答無用。
あたしは携帯のアドレス帳に入れておいたタカシの浮気相手へと電話をかけた。
抜かりないでしょ?
「おい、待て…待てよっ」
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