あたしは王女様

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  昨日の一件から数十時間後、東高前。 わざわざ届けてやるって言ったのに、まだいない。 寒いんだから待たせないでよね。 “なぁ、おいあれ…” “…あいつが……。てか普通に可愛くね?” “嘘ー。あの子って…” “うわさの 束 縛 王 女 じゃない?” あたしは痺れを切らせて電話をとった。 まさか逃げたとかじゃないよね。それだったら絶対に許さないから。 プルルル。 ━『はい』 「ちょっと、いつまで待たせるつもり?早くしてくんない」  
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