😱霊界名探偵😱

新学期と転校生と…

伸吾達の圧倒的な強さに恐れをなした不良達は、
わずか３分足らずでその場から立ち去った。

俊輔 ｢鳴正、手伝ってくれてありがとうな。
おかげで助かったよ｣

鳴正 ｢いやいや、
君達みたいに喧嘩強い人達には俺なんかただの飾りみたいなものだったよ。

それではさようなら。｣

鳴正は照れ笑いをして、その場から立ち去ろうとした。

伸吾 ｢待てよ鳴正、お前転校したてでこの街のこと知らねぇだろ？
俺達が案内するよ♪｣

優姫 ｢それいい考えだね♪｣

加奈 ｢そうよ。せっかくだからそうしましょ♪｣

鳴正 ｢気持ちはすごくありがたいんだけど…

今はいろいろと忙しいからまた今度にしてもらうよ…

ごめん、また明日もよろしくね♪｣

鳴正は走って帰っていった。

雅暉 ｢朝から思ってたけど…あの転校生、なんか怪しないか？｣

鳴正がその場からいなくなると、
さっきまで黙っていた雅暉が急に真顔で話してきた。

伸吾 ｢なんでそう思うんだよ？｣

雅暉 ｢高校で転校してくるって普通ありえへんやろ。｣

俊輔 ｢そういうお前も一応転校生だけどな(笑)｣

雅暉 ｢それに、不良と喧嘩した時のあの身の熟しよう…

あれは普通の人間にしてはできすぎた動きやったしな。

それになんといってもあの女子からモテモテな感じ…

絶対怪しいわ。｣

伸吾 ｢怪しい…ってお前、ただ鳴正に嫉妬してるだけじゃねぇか。

っーかまだ根に持ってたのかよ…｣

雅暉の無駄にこもる熱意で、少しあきれる伸吾。

俊輔 ｢でも確かに言われてみれば喧嘩の時の動きは少しおかしかった。

これからは少しあいつの動きに注意した方がいいかもな…｣

伸吾 ｢俊輔まで鳴正を疑うのか？

俺はあいつはいいやつだと思うんだけどな…｣

その後伸吾は、
話題を変え、少し雑談した後、優姫を家に送ってから帰宅し、

霊界探偵の仕事の準備をして事務所に向かった。

一方、鳴正は…

鳴正 ｢…はい、わかっています。

ちゃんと探しだして倒しますよ。

俺が今いる街にいるんですよね？

『霊界探偵』っていうのが…｣

何者かと家の電話で連絡をとっていた。