* 出逢いは必然に *

8/27

31人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
彼は 柊 氷雨(ヒイラギ ヒサメ)と言った。     この学校は無駄に広く そして、無駄に人数が多い。     人の顔と名前を 覚えるのを不得意とするアタシにとっては、 たとえ同学年であっても 彼の事を知っているハズが無かった。     でも、氷雨の事だけは違った。     この日一日会っただけで 覚えてしまったもの。     やっぱりこの時から アタシは彼に特別な感情を 寄せていたのだと思う。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加