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春の季節
木々が花を咲かせ
花びらを
地に落とす
まるで
花びらの
一枚が
出逢いと
別れを
告げる様
僕は
それを見て
涙を流す
僕は
忘れはしない
花びらの様に
切なく散った
貴方の
想いを
涙を
幾ら流そうと
貴方に伝わる事は無い
貴方は
今
此処には
居ないから
幾ら
愛を
叫ぼうと
貴方の
耳に
伝わる事も無い
幾ら
見つめ様と
僕が見つめるのは
貴方の
幻
虚しく
空を
求める様に
見える
僕は
貴方を
求める
貴方がくれた
この気持
愛を
愛する事を
貴方は
くれた
けれど
今は
意味を
成さない
何故なら
貴方には
届かないから
貴方に届く事が
無いならば
いっそ
桜の様に
散ってしまおう
荒々しく乱れ咲き
華麗に香りを伝え
華々しく散って
堂々と空を舞い
一瞬だけ見える
貴方の
記憶に
なりましょう
花びらに
記憶を隠し
私は貴方を
待ち続け
今日も
貴方を思った記憶は
桜花の一枚に
託します
何時か
桜が枯れるまで
何時までも
桜を
咲かせます…
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