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このオルゴールは
壊れているんだ
あの日のメロディーを
汚さずに 止めたままで
僕の思いとは裏腹に
時は流れ 加速していく
今この瞬間
ゆっくり感じたいだけなのに
このオルゴールは
壊れているんだ
あの頃の僕らには
戻れないかの様に
君の傍で星を数える夜を
幾つ過ごしただろう
そんな記憶さえ
今はとても 遠くに感じて
君が見てたあの日の僕は
もう此処にはいない
今君の前に立つ僕は
もうどこか知らない人
無理なんだ この世の中で
どうして変わらないでいれる？
いつまでも白くはいられない
「もう一度」なんて…
「君だけは」なんて…
現代(いま)なんだ
僕がいるのは
遠い故郷を眺めては
この地をしっかり踏み締める
君が見てたあの日の僕は
今日の僕の糧になる
そして新たな僕が
この胸の中で生まれてく
きっと誰もが笑い、明日を
見つめ続けるのは
あの日の僕らが此処に
変わらない場所にいたから
君がいて 僕がいる
見つけてみてよ
現代(いま)にも
嬉しい何かが詰まっているから
オルゴールは壊れても
僕らの中のあのメロディーは
消えない
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