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これ以上のものは
もう望まないよ
だからせめて
このままでいさせて
笑ったら君がいた
見つめ合う視線はどこか遠くへ
変わらない笑顔
その手の冷たさを
僕は知らないままでいい
何度も夢で君に逢い
手を握り
さっきまで隣りにいた
はずなのに
目覚めた途端 一人きり
幻だった出来事 君はいない
感触だけが
この手に残っていて
ベッドに顔をうずめる
笑ったら君がいた
見つめ合う視線は
決して交わらない
変わらない笑顔
その手の冷たさも
写真(え)の中の君は笑ったまま
それでも ほら
そこに君がいたから
僕は笑えたんだ
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