出会いは雪の降るあの日

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 扉を開けたその最初の景色は雪… そして───   雪の中に横たわる少女 それはまるで真っ白なベッドに眠っているかのような 少女の白い髪は肌は触れば溶けて消えてしまいそう     「って!浸ってる場合じゃねぇ!」   頭の怪我を…ってゆうか暖めないと でもこれって… いっや!人命には変えられない! その子を抱え家に入る でも外とあまり気温は変わらない 普段つけない暖房を最強(暑くね?)に設定して起動させた   「……よし後は…」   一旦その子をソファに寝かせると ボロボロのふすまを開けた。   中には新品の布団(三年前購入未開封)が輝かしく置かれていて 俺は躊躇いつつその財宝に手を伸ばした。
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