第一章

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    とりあえずビリヤードをやってみた。 「まずは俺からやってみる」 まずは言い出しっぺのカイルから始めた。 カツッっと弱々しい音をたてボールはあらぬ方向へ転がった。 「サミーやってみろよ」 「おぉ。わかった」 サムの放った玉は低速だがまっすぐ転がってボールには当たったが、弾く力は無く止まってしまった。 「ビリヤード難しいな…」 「だな…」 テレビで見たようにうまくいかずガッカリした。 2人は他に遊べるものはないかと探したが、ここにはビリヤードしか置いてなかった。 ここは練兵所であり娯楽施設といっても休憩所のようなもので、民間の施設のようにたくさんのゲーム機が置いてあるわけではなかった。
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