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汗だくで気持ち悪いので、爽やかな風でも吹いて無いかと、穴を覗き込む。
すると、大分下の方で白髪の男が戦っているのが見えた。
「あいつですかね……? 仕方ない、助太刀しますか!」
2段程下へ降り、螺旋とは逆向きに飛んだ。
あの男がいる所の斜め上の段へ着地。
そのまま転がって勢いを殺しつつ、再度段から飛び出す。
腰から太刀を1本抜く。
「たぁぁぁぁ!」
一閃。魔物の腕が、飛んだ。
「すぐに、仕留めてあげますよ……」
腰にある2本目の太刀に手をかけつつ、ルーハは構えをとる。
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