アレオル大陸 その2

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汗だくで気持ち悪いので、爽やかな風でも吹いて無いかと、穴を覗き込む。 すると、大分下の方で白髪の男が戦っているのが見えた。 「あいつですかね……? 仕方ない、助太刀しますか!」 2段程下へ降り、螺旋とは逆向きに飛んだ。 あの男がいる所の斜め上の段へ着地。 そのまま転がって勢いを殺しつつ、再度段から飛び出す。 腰から太刀を1本抜く。 「たぁぁぁぁ!」 一閃。魔物の腕が、飛んだ。 「すぐに、仕留めてあげますよ……」 腰にある2本目の太刀に手をかけつつ、ルーハは構えをとる。
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