アレオル大陸 決着編

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ラブッドの前に降り立ったルーハは、2本目の太刀を抜く。 ラブッドは叫んだ。 「なっ……!! 誰だ、お前!? ここで――」 「龍虎……」 しかし、ルーハはそれに答えなかった。 姿が消えたと共に、魔物に2本の線が走った。 「……挟牙!!」 その声と共に魔物の線が4本に増えると同時に、魔物は5つに分断された。 「ふぅ……」 ルーハは太刀を腰の鞘にしまう。 ラブッドは立っているのもめんどくなったので、座りながら尋ねた。 「とりあえず……助かったよ。ところでさ、あんたは何でここに来たん?」 「何でここに来たか、ですって?」
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