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「島の北側へ」
「あん?」
「君が力を身に付ける手がかりは、島の北側にある」
「だから、俺には関係ないってば」
「その力さえ手に入れば、君は昼寝し放題だよ?」
ラブッドは、ゆっくりと振り替える。
「今、昼寝し放題って言ったか?」
「うん。言ったね」
「分かった。行ってやる。島の北側でいいんだろ?」
「ああ。北へ行けば力は自ずと身につくはずさ。じゃ、俺は用事あるから。じゃあな!」
そう言うと、男の姿は消えてなくなった。
ラブッドは急いで家に戻ると、見つからないように旅の支度をし、置き手紙をおいて家を出た。
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