アレオル大陸 その1

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「島の北側へ」 「あん?」 「君が力を身に付ける手がかりは、島の北側にある」 「だから、俺には関係ないってば」 「その力さえ手に入れば、君は昼寝し放題だよ?」 ラブッドは、ゆっくりと振り替える。 「今、昼寝し放題って言ったか?」 「うん。言ったね」 「分かった。行ってやる。島の北側でいいんだろ?」 「ああ。北へ行けば力は自ずと身につくはずさ。じゃ、俺は用事あるから。じゃあな!」 そう言うと、男の姿は消えてなくなった。 ラブッドは急いで家に戻ると、見つからないように旅の支度をし、置き手紙をおいて家を出た。
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