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「何とか……なりましたね……」
フラフラしながら、ルーハは立ったまま、そう話す。
ラブッドは、光を消した。
「へっ? あの~、これじゃまた――っ!」
そのまま、ルーハを抱き締めた。
「ありがとう。それと、ごめん。俺が弱いせいで、お前が傷ついた。だから、ごめん。無理しないでくれ。ちゃんと、傍にいるから。休んでくれ……!」
「ううん、いいんです。謝らなくても。私だって、弱かった。そのせいで、あなたまで戦うことになったんですから。だから、おあいこです。それで、いいじゃないですか」
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