アレオル大陸 その1

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延々と続く山道はだんだん細くなり、森の中へと入っていく。 道無き道を進むこと数時間。あたりは完全に暗闇に包まれ、何かが潜んでいる気配すらない。 そこまで進み、ようやくある事実に気がついた。 「もしかして、いや、もしかしなくても、迷ったか?」 暗闇で何も見えない以上、下手に動いて余計に迷っては仕方がない。というより、めんどい。 というわけで、獣の気配もないから、明日の朝まで待つことに決定。
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