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ミライ>でも何だったんだろうね
オカバ>それがわからんのよねぇ…
重たい沈黙が二人を支配していた…
父>オカバ無事だったのか、良かった
ミライ君ありがとう
父は深々と頭を下げた
ミライ>いぇ気にしないでください
ミライは笑顔で答えた
父>理由はわからないのかね?
オカバ>そうなんよねぇ…
剣が出来上がって手に取ったら変な声が聞こえてきてそれから…
ミライ>わかった
オカバ>わかった
ミライ>あの剣が元凶なんやない?
オカバ>わたしもそう思った!
父>ん!?あの黒い刀身は…
まさか!
オカバ!何の材料を使ったんだ?
父は焦っている
オカバ>えぇっ何のって工場の隅に落ちてた黒い粉だけど…
父>やっぱりか…あれに触れちゃいかん!
あれは魔粉と言って魔剣や魔槍を作る為に必要なものなんだ
オカバ>なんでそんなんがあるん!
父>少量なら切れ味が増すんだが大量に入れると意志が宿ると言われてるんだよ
良く切れる武器を作ってくれと頼まれた時だけ使ってたんだ
ミライ>って事はあの剣に意志が宿ってオカバに乗り移ったって事やん
あれヤバイね…
ミライは立ち上がって剣に近寄った…
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