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……━━━決心すれば、行動にするのは早かった。
あの子が隣の教室に行くを見てその数分後…俺も教室に向かった。
そこにあったんは、あの子を広美と呼ぶ田中の姿と仲良さそうにするあの子…━━。
皆を名字で呼ぶ田中が、名前で呼んでいた…━━。
田中にとって特別な存在=彼女
そんな方程式が成り立つのは容易だった。成り立つと田中にとって特別な存在=彼女=俺の失恋
そんな方程式が成り立った。
そう思うと辛くなった。
俺は、屋上に足を運んだ。
辛い気持ちを空に預けたかった……━。
一目惚れのあの子の名前を知った瞬間…失恋ナリ。そう思った。
あっけない恋じゃな…ハハッ…。絶望感はなかった。相手が田中なら仕方ない…そんな想いがあった。
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