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「あー…りがとう みなさん。」
女の子たちに囲まれて動けずにいたアサギだったが、なにかに気づいたとたん彼女たちの間をスルリスルリと通り抜け1人の少女の元へ駆けつけた。
それを見た彼女たちは口々に言った。
《あぁ~ぁ、やっぱりあのコがいぃのねぇ…。》
《ホント…適わないって感じ!
あんな先輩の姿みせられちゃぁねぇ…。》
彼女たちが言っている
“あのコ”とは、アサギの幼なじみの少女-浜海 菜羽実だった。
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