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「モーニン、ナウミちゃ~ん!
写真撮り行くぞー?」
いつものように早朝からアサギはナウミの部屋を訪れた。
アサギに起こされたナウミがベッドに横になったまま、目さえ開けることなく声だけで彼を迎え入れる。
『アサギってば...相変わらず早いよ。』
「やだなぁ...ナウミに早く会いたいからじゃん?」
その言葉に、彼女の頬がほんの少し赤く染まる。
『...バカ』
「プー、ナウミってばクールに決めちゃってぇ
ほんとはうれしぃくせにさぁー。」
とかなんとか言いながら
ちゃっかりとベッドに入ろうとするアサギ。
『もぉー!なにー…』
「だってぇ俺も眠いんだもん。」
『アサギってば...
結局いつもこぉなるんじゃん。』
呆れながらも、言葉とは反対に彼に優しく微笑むナウミ。
朝の優しい日差しが差し込む中
2人は2度目の眠りについた。
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