まぶたの裏

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まぶたをとじてすぐいずみはある事に気付いた。 まぶたは閉じているのだが、小さななにかが見える。見えるというのかその絵がうかんでくるのかは分からないが、その小さななにかは少しずつ大きくなっていくのに気付いた。 いずみは一度目を開けると暗闇になにもないのを確認した。横ではすでに涼子は眠りに落ちている。 (気のせいか・・・) そう思うといずみは再び目を閉じた。
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