0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
彼女の「愛してる」は、僕に向かって言ったんだ。
あいつに言ったんじゃない。絶対に違うから。
僕を想像して言ったんだ…あいつに言うはず無い…!
そう思い聞かせたけど、嫉妬感が心の奥深くに芽生えてきた。
嫉妬するって事は…彼女と奴の関係を認めてしまう事。
彼女が奴とキスをした時、僕は涙をこらえるように瞳を閉じた。
彼女のカウンセリングに予約をした。
これで今週末の二時間は彼女と狭い部屋でふたりっきりになれる。話もたくさんできる、いろんなね。
待っている。彼女はあんな奴より僕の愛を期待してるはずだ。
このまんまだったら彼女もうんざりして奴のところへ行ってしまうかもしれない…女は以外と気まぐれなんだ。
早めに行動に移らないとな。
最初のコメントを投稿しよう!