出会い「悪夢の始まり」

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お正月 新年の挨拶と普段お世話になっているお礼をかね夕食に旦那が焼肉を友達夫婦にご馳走する事になった。 私の中では夏の紙オムツ事件のお詫びの方が強い 旦那は店舗を造る大工で最近造った店を選んだ。 「好きな物を頼んでくれ」 と言うと相手は楽しそうに選び指をさすが 「それあまり美味しくない」 「それ辛いよ」 「それは…」指さす物にケチをつける。 《相手の顔が引きつる》 結局自分の好きな物を機関銃の如く頼む。 入る隙間が無い! 休みは朝から飲む旦那。 今日も朝から飲み出来上がり状態…テンションが高すぎる。 また仕事の自慢話と得意の下ネタだ。 また始まったぁ 私は気を使って話題を変えるが なぜか説教にと変わってきてる。 見ると友達夫婦の箸が止まって注文した料理が減っていない。 それを見た旦那は 「どうしたの?食べないの?さては遠慮して…」と笑う どこまで馬鹿なんだ 何の為に誘ったのか… 友達夫婦はカラオケが好き! 帰り気分転換に誘った。 でも旦那は連れて行きたいない!でも置いて行く訳にも行かない 旦那に言い聞かせ仕方なく連れて行く。 途中「俺歌下手だしカラオケ好きじゃないんだ」と。 それを聞いた友達夫婦は少し安心したような顔をする。 この人カラオケは苦手だったんだぁ…ホッとする 着くと早速旦那さんにリクエストする。 かなり歌が上手い 聞き惚れていると旦那が本をめくっている。 《まさか!!!》 嫌な思いは的中!歌い出す 次から次へ…それも歌が古すぎそれにロレツが…音痴にもほどがある。 2時間のカラオケがあんなに長く苦痛に思えたのは初めてだ。 時間になると友達夫婦はろくに挨拶をせず帰って行った。 「もう帰っちゃったの?まだ寄りたい所あったのに…」 全然わかっていない。 朝までぐっすり寝た旦那 「昨日は楽しかったな」《自分だけだよ》 お陰で私は友達夫婦との今後を考えたら寝られなかった。寝不足気味の顔を見て 「昨日はしゃぎ過ぎで興奮して寝られなかったんだろ!?」と笑って言う。 いい加減にして! 聞くと昨日の事はあまり覚えてないようだ。
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