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TVで見たことある。可愛らしい女の子がフワフワの毛皮をまとった猫ファッション。
まさか自分が着ることになるとは・・・・そんな服を智也が着ているときに
彩貴がやってきた。
「雨宮君、遅れてごめ・・・・」
ドアをあけると同時に彩貴は固まった。
が、5秒ほどすると状況が分かったのか、真っ赤な顔をした。
かなり怒っている・・・・と、智也が思ってるうちに勇斗の後頭部に彩貴の蹴りが直撃した。
ガッチャーンッ!!! 激しい音をだして勇斗が吹っ飛ぶ。
「おい!小林も山岡もいい加減にしろよ!何回目だよ!?」
(え・・・・!? 何回目って・・・・)
「ごめーん、かいちょー」
「我慢しろっていうほうが無理なんだけど・・・・」
智也がきょとんとして地べたに座っていると彩貴が近づいた。
「ごめん、雨宮君・・・この2人男にしか興味なくてうちに入る書記の子が毎回こんなになってるんだよ・・・」
(書記が異常なほどにコロコロ変わってたのはそういうことだったんですか~~!!!)
「じゃあ、ターゲットはまさか智也・・・(そういえば今までの書記はみんな男・・・)」
「だ、大丈夫!僕が気をつけるから・・・!」
彩貴があわてて手を振った。
「そ、それなら・・・てゆうか、今までまさか投票は2人の好みで・・・?」
「ま、まぁ、そういうことなんだけど・・・・・」
(なんか、怖~~~~!!!)
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