告白

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「結局、女子にも対してモテたりしなかったしな~・・・男らしくないからかな?」 確かに智也はとても小柄だった。目はとても大きく潤んでいて、 毛先がハネている髪の毛は柔らかくサラサラとしている。 肌は真っ白で、光をおびてツヤツヤと輝いている。 女子が憧れるような要素がつまっている智也はまさに女子より女子らしい男子といえる。 そんなことを思っていたら。背後からきしんだ音がした。 「雨宮君、待たせちゃってゴメンね!」 「い、いえ!」 彼の耳の横からは汗がしずくとなってキレイなアゴのラインをつたった。 普通ならあまりキレイな印象ではないが、彼の汗はキラリと光り、 非常にさわやかな印象をうけて、すがすがしくなる。 彼は智也が呼んでいるとおり、この泉中学の生徒会の会長だ。 3年生でまるで、漫画に出てくるキャラのようなメガネの美少年。 名前は小川彩貴。彼のキリッとした目は細めの黒いフレームが引き立てている。
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