《きりことば》

《総ての人達に》

《私達の手で》

私の『目』に見える『もの』。
あなた方に伝えたい。

私の『心』に感じる『こと』。
あなた方に伝えたい。

悦びも哀しみも、寂しさも刹那さも。
嬉しさも感動も、苦しみも愉しさも。

怒りは生むべきではない。
伝えるべきは『愛』、『優しさ』。

伝えたい。
『怒り』と『己』に囚われた延長線上に戦がある事。
世界中が『愛』と『優しさ』に包まれたその時にあるは地上の天国。

世代を超えて伝えなければいけない。
私が死した後も伝わらなければならない。

私が回すは一つの『歯車』。

点す灯は各々で点さねばならない。

回り始めたその『歯車』を停めてはならない。

静かに、淡々と、この身を、その身を以て伝えなければ。

大きく歪んでしまったその『人類の軌跡』を少しずつでいい。

『あるべき姿』に。

私達の手で。
あなた方の手で。

伝え続けなければならない。