《きりことば》

《総ての人達に》

「心が痛い」

心が痛い。

日々、暮し、働き、時を紡ぎ、こなしていくのはとても「辛い」。
何故もっと人の気持ちを考えないのか。

言葉は時として「凶器」になる。

何故悲しむ言葉を吐くのか。
何故怒りを生む言葉を吐くのか。
何故苦しむ言葉を吐くのか。

言葉は「生き物」。口から出たとたんに、いつの間にか宿主の意志とは遥かかけ離れたところまで飛んで行ってしまう。

心が痛い。

心ない言葉を受ける事で、自分さえ汚れてしまう。

そしてまた、振り回された「自分の心」を忌み嫌い、自分を責めている。

心が痛い。

手を叩いたら痛い様に、心だって叩いたら痛いんだ。

忘れちゃいけない。

言葉は「諸刃の剣」。
心を生かす事も出来るし、刺し殺す事も出来る。