《きりことば》

《総ての人達に》

「愛情の取扱い」

愛情の取扱いというのは難しいもので、ただ優しくすればいいというものでもないよね。

あまりの愛情の強さ故、時として相手の成長を奪ってしまう事もあるんだよねぇ。

確かに優しくする事は間違いではないし、むしろ「いい事」ではある。

だけれどそれもちゃんと処方箋通りのケアを行っての事。

やはり頭痛の薬は胃腸には効かないし、「生き物」としての「自己再生、治癒能力」で治るはずのものに一々薬を投与していては間違いなく体力、抵抗力は落ちてしまう。

じっと痛みをこらえている傍らで、黙って見ていてやる事が最良の場合もある。

必死に崖を登って来る子獅子を上から手を貸さずに黙って待つ親獅子。

ここに本当の愛情を見る。