弟三章

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‐翌日‐ 智「あー!」 現在の時刻、8時。智香の高校の登校時刻は8時20分。完全に寝坊の時間帯だ。 智「遅刻ー!」 智香は普段から準備が速いが今日はいつもの倍速かった。準備を素早く終えても10分はかかった。急いで一階におりる。 智「お母さん!なんで起こして…って、ん?」 そこには一枚の置手紙があった。 『智香へ お母さん急に仕事入っちゃったから仕事行くね?朝ごはんはパンで我慢してね?じゃ! お母さんより』 智「え…?」 智香はその手紙を読み、余計に焦った。そして朝ごはんも食べずに猛ダッシュで家を出た。 今更だが、智香の家は母子家庭だ。だからこうして母がいないときは智香は独りぼっちだ。 智「お母さんのバカー!」
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