7人が本棚に入れています
本棚に追加
‐翌日‐
莉「智香おはよ!」
智「おはよー!」
由「おはよー!」
三人は洋祐のおかげですっかり元に戻っていた。智香は授業をサボるわけでもなく、教室にいた。
由「今日は早いねー。」
智「うん!(放課後でいいかな…。)」
智香は今日、竜太郎のところには行っていない。だが智香は竜太郎に話があるみたいだ。
莉「智香ってさ、恋してる?」
智「えっ…。(あたしは…。)」
そのとき、教室の扉が静かに開いた。
由「あ、洋祐君だ!」
入ってきたのは洋祐だった。洋祐はゆっくり三人の元に歩いてくる。
洋「智香…。」
智「な、何…。」
洋「話あるから、放課後屋上来て…それだけ。」
それだけ言うと洋祐はその場を去った。智香は違うみたいだが、由佳と莉音には洋祐が緊張しているように見えたみたいだ。
智「放課後…屋上…。」
智香は放課後に屋上へ行く予定だった。竜太郎に会いに。約束はしていないがきっといるだろう、と思っていた。
だが、洋祐に呼ばれどうしようか悩んでいた。
由「あれってさ…。」
莉「うん、絶対そうだよね…!」
二人の会話も智香の耳には入ってないみたいだ。それほどまでに智香は悩んでいた。
竜太郎に会いにいくか…。
それとも洋祐の話を聞くか…。
最初のコメントを投稿しよう!